大阪市立大学医学部附属病院は、肥満や2型糖尿病をはじめとする生活習慣病予防のために「1:1:1お弁当ダイエット法」を考案した。
このダイエット法は、同病院が糖尿病患者に対する食事管理法のひとつとして実践している「カーボカウント」をもとに考えられたもの。

食物の中で最も急激あ血糖上昇を来すのは炭水化物であるという事実から、糖質摂取量に釈目した食事療法がカーボカウント。
食後の血糖値上昇の主因である糖質の適切な摂取量を把握する為に、同医学部付属病院栄養部では、糖尿病食などの入院患者への食事の主食・主菜・副菜の量的配分に着目した研究を行った。

その結果、正しい栄養素接種配分には糖質の主たる供給源である「主食料(ごはん)」の決定が重要であると明らかにした。
また、主菜、副菜の摂取はそれぞれの観点から重要とされており、主菜と副菜の量的配分も肝要であると考え、そこで、「お弁当」という日本食文化に着目し、お弁当箱に1(主食):1(主菜):1(副菜)で詰め合わせることで、3大栄養素のバランスを適正い保ちながら、容量と重量からおよそのエネルギー量が算出できる「弁当用カロリー測定システム及び弁当用カロリ測定器」を開発した。

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