金沢大学国際基幹教育院GS教育系の米田隆教授、ウィット、芳珠記念病院、北陸中央病院、北陸先端科学技術大学院大学は、「生活習慣病に対するオンライン保健指導サービスの構築と行動変容への検証研究」で実施する臨床研究を2018年11月から開始すると発表した。

この研究は、日本医療研究開発機構(AMED)の2018年度「IoT等活用行動変容研究事業」に採択されている。

今回の臨床研究は、「高血圧性疾患または脂質異常症の重症化予防のためのIoT活用による行動変容促進サービスの創出に関する研究」として、特定保健指導対象者に焦点を当てている。
IoTデバイスとAIなどのテクノロジーを活用したアプリを軸に、特定保健指導の実施率および継続率を向上させる仕組みの構築と、その実用化に取り組む。
受診勧奨や薬物治療を受ける前の段階である保健指導対象者は、生活習慣への介入効果が期待でき、IoTリテラシーも高く、この取り組みが浸透しやすいとしている。

本臨床研究ではまず、従来の保健指導に、ウィットが開発した食習慣改善アプリとして既に一般で普及している「あすけん※3」を活用した栄養指導を組み込むことで保健指導のセルフモニタリングを支援し、より多くの対象者が行動変容に至れるかを検証する。
IoTデバイスを使用したことで見いだされた課題や注意点、利点をもとに、医学的な有効性・安全性を確保しつつ対象者の距離的・時間的負担を最大限に減らす、新しいオンライン保健指導サービスの形を構築する。

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