毎日、外食や弁当を買って食べているという人も多い現代。
栄養バランスのとれた食事を、禁煙など健康的な環境で食べられるよう、条件の整った店を認証する「スマートミール制度」がスタートした。
制度の正式名称は、「健康な食事・食環境」認証制度。

日本栄養改善学会、日本高血圧学会など10学協会でつくるコンソーシアムが審査・認証を行う。
8月23日に第1回の審査結果が発表され、認証を得たのは、68件、約16800店。(認証結果はこちら)

スマートミールと名付けられた健康な食事の基本は、「主食+主菜+副菜」か「主食+副食(主菜、副菜)」であること。
ご飯、麺類、パンといった主食抜きでは成り立たない。
基準は、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準2015」などを基本に組み立てられており、「ちゃんと」と「しっかり」の二つ。
「ちゃんと」は、一般女性や中高年男性で生活習慣病予防に取り組みたい人向け。
「しっかり」は一般男性や身体活動量の多い女性で生活習慣病予防に取り組みたい人向け。

認証には、基準に合った食事を提供するほかに、店内が禁煙であること、管理栄養士・栄養士がスマートミール作成・確認に関わっていること、情報をわかりやすく示していること、説明できる人がいること、などが、クリアしなければならない必須項目とされている。

管理栄養士・栄養士が携わることが必須項目となっているため、応募しようとした店を、地元自治体の専門職がサポートした事例も。
認証を広げていくための今後の課題の一つとして、こうした専門家による個別店へのサポート態勢の整備を挙げらるれている。
栄養士が活躍できる1つの場が出来そうです。