65歳以上の高齢者人口は、2014年に3186万人(総人口に占める割合25.0%)で過去最高になった。
「4人に1人が高齢者」という状況だ。
一人暮らしの高齢者も増え続けている。
65歳以上の単独世帯は2010年に29.7%になり、2030年には39%に達する見込みだ。
厚生労働省の調査によると、在宅介護を受ける高齢者の6割が低栄養傾向にあるという。
理由の1つに、噛んだり、飲み込んだりする機能が低下すると、食事が思うように摂れず栄養不足になることが挙げられる。
刻んだり柔らかくするなど、食べるための安全な処理がしてあり、様々なバリエーションがある在宅用介護食は、高齢者本人や介護者にとっても重要な食材になっている。