転職の処方箋④ これはマスターしておきたい!「あなたらしさの考え方と伝え方」

こんにちは。
外部執筆スタッフのひがしせとです。

4回にわたり、あなたの目標を叶える転職活動を応援させていただいています。
どうぞ宜しくお願いいたします。

1話 「スキルの棚卸し」と強み発見
2話 「あなたらしさのキーワード」をみつけよう
3話 書類選考通過率をアップする「応募書類のひと工夫」
4話 伝え方に自信がつく「面接力の磨き方」

今回は、最終章としてあなたの能力をプレゼンしていく「面接」についてお伝えしていきます。

仕事選びで大事なことは、「納得」です。

転職ミスマッチを防ぐため、面接に臨む前には譲れないものを予め整理しておくことも大切です。
仕事内容に限定せず、生活全般のことで考えてみましょう。

あなたにとっての優先順位は?

大切にしたい「こだわりのキーワード」を考えてみましょう。

勤務地・勤務時間・勤務期間
安定・挑戦・地位・給与報酬
会社のブランドや規模・業種
仕事と家庭のバランス・保険加入の有無・雇用形態
企業の社会貢献活動・将来性成長性・各種支援制度・

項目を書き出し、優先順位をつけてみましょう。

面接は、あなたがどんな人物なのかを知ってもらう時間です

就職面接は英語で 「job interview」 と言われます。
採用担当者が質問しながら、あなたの人柄、職務への意欲や適性、能力を確認した上で雇用契約を結ぶ、情報共有の時間です。

前もって履歴書や職務経歴書に目を通しているため、
会話の中であなたが社風と合っている人物であるかどうか、
人柄やコミュニケーション能力を中心に確認されます。

先ほど書き出した「優先順位」を踏まえ、互いに理解を深めることが大切です。
仕事内容で気になることがあれば、向上心の伝わる言葉で積極的に質問しましょう。
条件がある場合は、言い回しに気を配り、クッション言葉を用いて、誠実に伝えましょう。

採用担当者はあなたの「これ」を知りたいのです

採用担当者は、あなたの人柄だけではなく、これまで培ってきた経験やスキルで自社にどんな貢献ができるのか、
成果の再現性を知りたいと考えています。

他の応募者との違いを見極めるため、保有している能力ではなく、
どのようにその能力を活用し成果を生み出してきたかのエピソードに注目しています。

今後のキャリアを見据え、自分の経験や強みをどう発展させていきたいのか、
礼儀正しく熱意を持って伝えていきましょう。

面接であなたらしさを印象づけましょう

①  弱みを強みに転換するネガポジ変換を癖づけましょう

面接であなたの強みはなんですか?逆に弱みはなんでしょう?と尋ねられることがあります。
そんな時は、リフレーミングで物事の見方を変えてみましょう。

例えば、「落ち着きがない」とよく言われる場合、
「好奇心にあふれ行動力がある」と考えることが出来ます。
「でしゃばりでなれなれしい」と言われるようであれば、「世話好きで社交的」
「計画性がない」ならば、「臨機応変な対応力、柔軟性がある」ともいえるでしょう。

②どんな役割を果たしどんな場所で輝けるでしょうか

自分の強みと、弱みを克服するために努力していることを考えてみましょう
(強み探しのヒント:第1話を参考に、自身のモチベーションが高まったり、
周囲から褒めてもらうことが多かったり、自分が役に立っていると強く思える業務を考えてみましょう)

例 患者様とじっくり話し、日々細やかなサポート業務に当たることで、傾聴力と観察力が身についたと思う。
しかし、人前で話したり、発表をするのが苦手なことを弱みと認識しており、
日頃から先輩方に質問したりアドバイスをもらいながら、スキルの向上に努めている。

③ 必要な事を簡潔にわかりやすく伝えましょう

話したいこと伝えたいことは沢山あると思いますが、出来るだけコンパクトに要約しましょう。
「~したのですが、~がありまして」のように、次に続く言葉は使わず
一文で区切る方が、相手に伝わります。

④  相手が聞き取りやすい話し方を心掛けてみしょう

頭の中を整理して、ゆっくりはっきり丁寧に伝えてみましょう。
文節に間をとることで、面接官は「キーワード」をキャッチできます。
特に伝えたいことは、間をあけ、意識して少し際立たせるように伝えると印象に残りやすくなります。

⑤ 結論から話しましょう

面接官から
「人生で一番辛かったことを克服した経験を話してください」と言われたとしましょう。
この時、「いつ、どんなことがあり、とても辛かった」という経験を長々と語る方が多いです。

しかし、面接官が知りたいのは辛さの「乗り越え方」です。
面接官の質問の意図に対して的確な答え=結論から話しましょう。
その後、結論に至る道筋・エピソードを簡潔にまとめて理由付けします。

⑥ 面接は笑顔で臨みましょう

緊張すると硬い表情になってしまう方を多く見かけます。
リラックスして呼吸を整え、緊張をほぐしましょう。
笑顔で自己紹介をすると印象もよくなり、和らいだ雰囲気となります。
優しく、親しみのある自然な笑顔は、お互いの気持ちをほぐすことができます。

⑦ 表情のポイントは、目元と口元です。

マスクをしていると表情は伝わりにくくなってしまいます。
意識的に目を優しく細め、口角を引き上げましょう。
笑顔が作れる魔法の言葉をお教えしますね。
「おいしい、嬉しい、楽しい、ハッピー、ラッキー、大好き」
あなたが素敵だと思う人の笑顔を参考に、鏡を見ながら真似てみるのもお勧めです。

⑧ 普段より少し高い声を意識しましょう

相手の耳に心地よく届くのはソの音です。
「普段より少し高く・明るく」を意識すると、声の張りが出て健康的な印象を与えます。

考えやビジョンを話す時は一呼吸置き抑揚をつけて。
アイスブレイクや自己PRは明るく明瞭に。
話の内容は表情や声色とセットになって聞き手の潜在意識に保存されるということを覚えておいてください。

全4回でお伝えした内容を踏まえ、成功体験、即戦力としての強み、業務への意欲を簡潔にあなたの言葉で伝えられるよう、準備しておきましょう。

まだまだ伝えたいことは沢山ありますが、またいつの日かあなたとお会いできることを楽しみにしております。
高い視座を持ち、素敵な未来を掴んでください。心から応援しています。

プロフィール

ひがしせと
講師業/フリーアナウンサー
局アナ引退後、人材派遣会社で人材コーディネーター(派遣スタッフへの仕事の紹介や相談サポート業務)、CA、アナウンサー、声優タレントスクールなど札幌から沖縄まで全国各地の専門学校で音声表現指導や面接指導を行う。現在も、関西の専門学校、大学で講師として人物対策指導をはじめ、企業内研修、ラジオ番組にて毎週生放送担当、フリーアナウンサーとしても活動中
手厚い指導に定評があり、自信を与えるカウンセリングは信頼を得ている。
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◆ブログhttps://ameblo.jp/brush-up2020/