転職の処方箋③ これはマスターしておきたい!「あなたらしさの考え方と伝え方」

こんにちは。
外部執筆スタッフのひがしせとです。
4回にわたり、あなたの目標を叶える転職活動を応援させていただいています。
どうぞ宜しくお願いいたします。

1話 「スキルの棚卸し」と強み発見
2話 「あなたらしさのキーワード」をみつけよう
3話 書類選考通過率をアップする「応募書類のひと工夫」
4話 伝え方に自信がつく「面接力の磨き方」

1話・2話のワークによって、あなたの自己資源が可視化されましたね。
自信をもって一歩踏み出す勇気が湧いてきたことと思います。

書類選考の果たす役割

履歴書や職務経歴書は、事前に提出する場合が多いです。
あなたが企業を訪問するより先に、応募先と接触する選考書類は、
あなたの分身だと思ってください。

応募資格や求人の詳細に書かれている
「望ましい経験・能力・仕事の特徴」をよく読んでから取り組みましょう。

履歴書が書類選考に通過するためのポイント

基本事項として、元号記入か西暦記入かは統一させます。間違えたら修正ペンは使わず、また一から書きなおし、丁寧に書類を作成してください。
提出日は、投函日もしくは持参の場合は面接日にしましょう。
履歴書の写真にカラーコピーを使うツワモノもいるようですが、絶対にやめてくださいね。

①必ずしも手書きの必要はありませんが、誤字・脱字、入力の際は変換ミスのないように気をつけましょう
手書きで作成する場合、文字からは人柄が読み取れますので心を籠めましょう。
業種によっては手書きよりも入力を好む場合がありますので、企業のニーズに合わせてください。

②志望動機は最重要ポイントです。入社意欲が伝わるように、
なぜその会社を希望しているか、あなた自身の言葉で表現してください。
×例 御社の理念に共感しました。 ← どんなところに共感したのでしょうか?
×例 御社のことを知り興味を持ちました ← 同業他社を比較したときの違いと、自分の価値観を照らし合わせて考えてみましょう。

③本人希望欄に条件が多い人ははねられることが多いです。
まずは面接にたどり着くことが重要ですので、どうしても譲れない条件以外は書かない方がよいでしょう。

④書きたい内容ではなく、相手が知りたい内容を精査して書きましょう。
あれもこれもと足し算で保険を掛けるよりも、興味関心が持てるシンプルな内容にしたほうが好まれます。

⑤写真は第一関門です。印象の良い、明るい、清潔感のあるものを選びましょう。
第三者の意見も参考にされると良いと思います

⑥三つ折りは見づらいので、A4のまま送ります。A3であれば二つ折りにしてください。

⑦何社も出すと何を書いたか忘れてしまうことが多いです。履歴書は必ずコピーしておきましょう。

初頭効果について

突然ですが、AさんとBさん、あなたはどちらに好印象を抱くでしょうか。

Bさんに好感を持たれた方が多いのではないでしょうか。

実は二人の性格、まったく同じことを書いているのですが、順番が異なります。

これを、「初頭効果」と言い、ものごとや人に対して最初に示された情報が人の印象に定着しやすいという、社会心理学における心理効果です。

相手に最も伝えたいことは、最初に書くことをお勧めします。

職務経歴書が書類選考に通るためのポイント

職務経歴書は決まった様式がないので工夫が必要です。
おすすめは、冒頭に略歴を書き、その後、職務経歴と自己PRを書いていく方法です。
履歴書同様、誤字脱字には気を付けて、作成日は履歴書と同じ日付にしてくださいね。

①面接官が見やすいようにフォント10.5程度の見やすいサイズで、枚数は多くても2枚までにまとめましょう。要約力も大切です。

②略歴は、見出しの役割を担います。職務経歴をシンプルに要約しましょう。
第1・2話で整理したあなたらしさのキーワードを交え、伝わりやすいようにまとめます。
面接の際は略歴を軸に質問されることになりますので自信をもって説明できるようにしておきましょう。

③職務経歴は就業経験をもとに「何ができる人物であるのか」示すため、事実ベースで記入します。
業務の名称だけを並べるのではなく、どのレベルまで取り組んだか、数値などを用いると客観的に伝わりやすくなります。

④パートもアルバイトも職歴となります。
雇用保険に入っていたり、長期で働いていたなら書いてみましょう。
単発は必要ありません。ブランクがあれば、注釈で単発の仕事をしていたと書くのも良いですね

⑤応募先を企業研究し、人材ニーズを把握した上で応募していることと思います。
仕事に対する考え方や取り組む姿勢、自分が身につけているスキルのうち、仕事に対してプラスとなるような性格や必要と思われる能力を中心にまとめます。
履歴書に書いた志望動機を深堀し、ここでなければならない理由、自分が貢献できそうな取り組みなど、
入社意欲を伝えることもお勧めです。

⑦送付状(添え状)は丁寧に作りましょう
履歴書や職務経歴書には、原則として送付状を同封します。
送付状があることで企業の担当者は送付物の内容を一目で把握できます。テンプレートはいくらでもありますが、見方を変えれば他者との差別化の絶好のチャンスともいえます。

採用担当者が最初に目にするものですのでどんなことで役に立つ人物なのか簡潔に伝わるような送付状を作成しましょう。

Sample
私は、現在、○○(のような理由)で○○の資格取得にむけて努力しております。
このたび、貴社の○○という取り組みを拝見し、これまで培った経験や
学んでいる○○分野の知識を(○○○というかたちで)貢献できればと考えております。
つきましては、同封いたしました「履歴書」「職務経歴書」をご高覧頂き
是非、面接の機会を賜りますようよろしくお願い申し上げます。など

⑧第三者の目で提出前に確認していただけると安心ですね。

書類選考通過率をアップする「最強の応募書類」は作成できましたでしょうか。

次回は最終回
4話 伝え方に自信がつく「面接力の磨き方」です。

面接する側の目線を知り、採用担当者の求める人物像をもとに
面接力を磨いていきましょう。

あなたを求めてくださる場所に出逢う旅、次回はいよいよ最終話になります。
幸せな未来を手に入れたあなたの「笑顔の門出」を心から応援しています。

プロフィール

ひがしせと
講師業/フリーアナウンサー
局アナ引退後、人材派遣会社で人材コーディネーター(派遣スタッフへの仕事の紹介や相談サポート業務)、CA、アナウンサー、声優タレントスクールなど札幌から沖縄まで全国各地の専門学校で音声表現指導や面接指導を行う。現在も、関西の専門学校、大学で講師として人物対策指導をはじめ、企業内研修、ラジオ番組にて毎週生放送担当、フリーアナウンサーとしても活動中
手厚い指導に定評があり、自信を与えるカウンセリングは信頼を得ている。
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◆ブログhttps://ameblo.jp/brush-up2020/