こんにちは、東京人材事業部 加藤です。
立春をむかえ、日差しの色になんとなく春の色を感じる季節、みなさんはいかがお過ごしですか?
さて、先月の26日に、グループ企業の一員として株式会社ニッコクトラストグループの栄養士合同研修会に参加させていただいてまいりました。(冒頭の写真は、2017年の栄養士合同研修会の写真です。)
研修は、午前と午後でしたが、今回皆様にご紹介するのはその、午前の部の講演についてお話しさせていただきます。
午前の部は日本国民食株式会社様が主催で
「~果てしない魅力に迫る~「食」とのかかわり ~おいしく・おもしろくグローバルに~」
をテーマに同社の顧問を務めておられる髙橋玲子先生のお話でした。
髙橋先生は昨年まで静岡の大学で教鞭を摂られており、栄養士の育成に努められた方でした。
ですので、お話の前半は栄養士として活躍するためにはどのような心構えでいるべきか、とか栄養士の活躍の場とその時に必要になる資格を取っておいたほうがいい、日々好奇心と向上心を持って学んでいくことの大切さといったお話をされていました。
そして先生が実際に実行された「食」の魅力に迫るための取り組みの紹介をしてくださいました。
それは「食と農とのかかわり」についてのものでした。
先生は実際に近隣の大学の農学部と連携事業として学生たちに稲刈りや、ミカンの収穫、学校で栽培し収穫したトマトをつかって商品開発をしたり(商品のラベルも生徒さん達が考えたとか)、静岡県の特産お茶の手もみをして緑茶や紅茶を作らせたのだそうです。
学生たちは実際に自分がかかわることでさらに食に興味を持つようになったとか。
たしかに自分が家庭菜園で作ったものはおいしいという話も聞きますし、そういった経験で野菜嫌いを克服したお話もよく聞く話ですよね。
さらにお話は続き、静岡県の特産物を使った料理を京都の料亭の料理人を招いて料理を作ってもらったり、それが縁で翌年には静岡県の皆さんが食材持参でその料理旅館に訪問したり……
食を通じて、さまざまな地域の方々との交流が生まれ輪が広がっていく様は聞いているだけでわくわくしました。
ただ、実際にそれをやるとなると準備も大変でしょうし、協力体制を作っていくのも日々の業務に追われていては難しいかと思います。
そこでまず、第一段階として地域密着、地産地消からやってみるのはいかがでしょうか。
皆さんは在来作物という言葉を聞いたことはありますか?
京野菜、加賀野菜、といったその地方で古くから作られていた作物たちのことです。
東京にも早稲田ミョウガや亀戸大根等の種類があるそうです。
例えばご自分の勤務先の行事食メニューや、サラダバーの目玉として在来野菜を使ってみると、そこから広がる何かがあるかもしれませんね!