ファスティング体験談 ~序章~

こんにちは、DietitianJob(ダイエティシャンジョブ)運営会社(株式会社東洋システムサイエンス)大阪人材事業部 榎原です。

みなさんは、数年前からファスティング(プチ断食)がブームとなっていますが、ご存知でしょうか?

実際にやったことがあるという方はいらっしゃいますか?

実は私は、4ヶ月に1回程度定期的にやっています。

そこで本ブログで、ファスティングの方法や体験談などをご紹介していこうと思っています。

やり始めたきっかけは、元々腸内細菌について興味を持っていたことでした。

ある日参加した勉強会の講演で腸内細菌研究と糞便移植について聞き、腸内細菌が健康状態に影響を及ぼしているという事実を知りました。特に糞便移植については、今では多くの大学病院が取り組まれている治療法ですが当時はまだ日本では数少ない病院でしか研究されておらず、名前のインパクトも含めとても衝撃的でした。そののち腸内細菌がメディア等で取り上げられ、本なども出版され更に興味を深めるうちに、ファスティングという形で腸内環境を改善できると知り「やってみよう」となったわけです。

ファスティングの実践は、勉強というお堅いものではなく完全に趣味みたいなものなのですが、毎回いろんな発見があり、効果を実感できるのでとても面白いです。

当然、腸内細菌叢のデータをとったりしませんしね(笑)

ファスティングとは

ファスティング(Fasting)…Fastは断食する、絶食するという意味の動詞で、その名詞系としては断食・絶食という意味があります。朝食を意味するbreakfast は夜間の絶食期間を打開するという意味合いといわれています。

今流行っている所謂「ファスティング」は、数日間に渡って行う事が多いのですが完全な絶食ではなく、適切な食品は摂ってもよいという方法がほとんどです。

元々は、宿便というワードが知れ渡った際に、腸内デトックスをした方がいいということでファスティングという方法が流行ったようです。

因みに、当時認識されていた宿便というのは、糞便が腸内に隠れていたり、内壁にへばりついて残ったりしているもとという認識だったようです。しかし実際の宿便とは便秘により大腸内に便が滞留した状態のことで、その宿便状態が原因となって潰瘍やイレウス、穿孔などが生じる症例があることから宿便=怖いものという印象が広まったようです。

現在は、腸内デトックスだけでなくダイエット効果や美肌効果、腸内環境の整理、消化管の休養などを求めて、ファスティングが実践されています。

またファスティング用商品が次々に販売され、旅行・宿泊プランが組まれ、ファスティングや酵素に関する認定資格が多くつくられるなど、ファスティングは社会的にも認められ、また求められる時代になってきていると感じられます。

方法も多様化

食事を代替食に置き換え数日~数週間、実施することが多いですが、ファスティング用商品も増えたこともあり、そのやり方も多様化しています。ネットで検索すればこれがいいあれがいいという情報がたくさん載っています。

市販のクレンズドリンクや酵素ドリンク・発酵ドリンク、野菜や果物から作るグリーンスムージー、豆乳+プロテイン。

ヨーグルトファスティング味噌汁ファスティングたるものまでありました。

その他、週2日の絶食を設けるものや1日のうち夕方以降16時間を必ず絶食にするものなど断食するタイミングに着目した方法も存在しています。

わたしもいくつかの実践経験がありますので、その体験談を次回書かせて頂こうと思っています。

さいごに余談ですが・・・

イスラム教のラマダ―ンは、食欲を含めたあらゆる欲を禁じ、恵に感謝し祈る宗教行事です。

期間であるイスラム歴9月の1か月間、日中を絶飲食で過ごすそうです。

そう、日没後は飲食可能なんですね。

私はずっと、1ヶ月の間、本当に何も食べず飲まずだと思っていました。

ありえないですね(;^ω^)恥