こんにちは!DietitianJob(ダイエティシャンジョブ)運営会社(株式会社東洋システムサイエンス)
大阪人材事業部の後中です。
今年は桜が散るのが早かったですね…
皆様はお花見を楽しめたでしょうか?
私は葉桜を眺めながら、滑り込みセーフなお花見を楽しみました。
さて、前回(お酒の豆知識)は『酒類の分類』についてお話しさせて頂きました。
今回は、『日本酒の分類』についてお話しさせて頂こうと思います。
日本酒のラベルを見てみると、「純米」や「純米大吟醸」のように記載があります。
この分類については皆様ご存じでしょうか?
この分類は、原料やお米の精米歩合で分類したもので『8つ』に区別されます。
日本酒の分類
- 本醸造酒(ほんじょうぞうしゅ)
- 吟醸酒(ぎんじょうしゅ)
- 大吟醸酒(だいぎんじょうしゅ)
- 純米酒(じゅんまいしゅ)
- 純米吟醸酒(じゅんまいだいぎんじょうしゅ)
- 純米大吟醸酒(じゅんまいだいぎんじょうしゅ)
- 特別純米酒(とくべつじゅんまいしゅ)
- 特別本醸造酒(とくべつほんじょうぞうしゅ)
同じような名称ばかりで、よくわかりませんよね、、、。
「純米」という言葉が入っているものは「醸造アルコール」が入っていないお酒のことです。
「醸造アルコール」とは
「醸造アルコール」とは、食用に用いられるアルコールのことで、
主な原料はサトウキビが用いられています。
そのサトウキビの糖蜜に酵母を加えて発酵させ、
アルコールを発生させたものを蒸溜させることによって出来がります。
(米から作られた米アルコールなどもあるそう。)
醸造アルコールを使用することで、劣化しにくく安定した品質での管理が可能になります。
また味わいもスッキリとし、香りをより感じやすいお酒になります。
前回、日本酒の主成分はお米であるとお話し致しましたが、
その「お米」というのは、「磨いたお米」を使用します。
お米を磨けば磨くほど、味わいが繊細になっていき、口当たりがよくなります。
また、手間がかかる分、高級になります。
日本酒のラベルを見ると、必ず「精米歩合」が記載されています。
この精米歩合というのが、製造工程でお米がどれだけ削られたか?
という事になります。
お酒の精米歩合
- 純米酒 ・・・規程無し
- 本醸造酒 ・・・70%以下
- 特別本醸造酒 ・・・60%以下
- 特別純米酒 ・・・60%以下
- 吟醸酒/純米吟醸酒 ・・・60%以下
- 大吟醸酒/純米大吟醸酒 ・・・50%以下
「大吟醸は高級でおいしい」なんてイメージはないでしょうか?
「大吟醸」とつくお酒は、精米歩合が50%以下とされており、
他のお酒に比べると、より磨かれたお米を使用しているため、
口当たり良く、飲みやすい高級なお酒になるのです。
さらに『8つの分類』の中で、「特別」とつくお酒が2種類あります。
この「特別」とは、一体なにが特別なのでしょうか?
純米酒や本醸造酒が「特別純米酒」や「特別本醸造」と名乗るためには
以下のどちらかの条件を満たしている必要があります。
特別な条件
- 精米歩合が60%以下であること
- 特別な方法で日本酒を造っていて、かつ、ラベルにその内容を記載すること
ということは、「特別純米酒(本醸造)」も、
米を60%以下まで磨いるので、「(純米)吟醸酒」を名乗ってもいいということです。
なぜ、そうしないのか?
なぜ、あえて「特別」とつけるのか?
それは、蔵元の想いが含まれているからなのです。
例えば、
吟醸酒ではなく、純米酒のイメージで飲んでもらいたい。
すでに純米吟醸酒がラインナップにある。
など。
より「吟醸酒」らしいものは「吟醸酒」で、
「純米」らしいものを「特別純米酒」で、
というように使い分けているようですね。
いかがでしょうか?
少しの知識でお酒選びが楽しくなりそうですね!
ここで、すこし前に頂いたお酒のご紹介をさせて頂きます。
《立春朝絞り 春鹿 純米吟醸 生原酒》
立春の日(2月4日)にふさわしい祝い酒が立春朝搾り。
節分の夜から一晩中、もろみを搾り続け、立春の早朝に搾りあがったばかりのお酒です。
限られた蔵元で造られ、限られた酒販店でしか販売されない貴重なお酒。
私は、奈良県の春鹿というお酒を頂きました。
フルーティな味わいで、とてもおいしかったです。
こちらのお酒に書かれてある、『生原酒』
次回はこちらに関して、お話しさせて頂こうと思います♪
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