こんにちは!
Dietitian Job運営会社、東洋システムサイエンスの管理栄養士 徳田です。
栄養士・管理栄養士は、患者様や対象者様、お客様、一緒に働く他職種の方々など、栄養士以外とのコミュニケーションが大切になる場面が多いお仕事です。
しかし、栄養士は1人職場になりやすいという現実もあり、普段から意識しないとコミュニケーション力の向上は難しいですよね。
今年の1月に開催された『Online Salon~コミュニケーション技法~』では、講師をお招きし、自己カウンセリングで自身の傾向を知りながら、コミュニケーションの基礎やストレスマネジメントのヒントを学ぶ内容で、参加した皆さんからご好評を頂きました。
それを受け、今回はタイトルのように「コミュニケーションを楽しむ」ことを意識した交流会を実施致しました。
コミュニケーションのコツを学び、参加者全員で楽しめる話題のレクリエーションゲームを楽しみつつ、お仕事のお悩みを相談できる機会になりましたので、ご報告いたします!
コミュニケーション力の高めるポイントについて
まずは、「聴く力」「伝える力」「信頼関係を作る力」「アサーティブなコミュニケーション」について、それぞれの項目とそれを高める方法を学びます。
「聴く力」
「聴く力」の1つに「相手の話を引き出せる」という項目があるのですが、質問者側が自己開示することにより、回答者側からのより正直な答えを引き出しやすくなるそうです。
実践練習として、自己紹介の時には「昨日の夕ご飯」という普段の自己紹介ではあまり伝えない情報をお答えいただくようにお願いしました。
最初に自己紹介した社員が、夕食のメニュー(とその理由)を率直に伝えることで、参加者の皆さんにも抵抗なくお答えいただけたように感じました。
「アサーティブなコミュニケーション」
「アサーティブ」という言葉をご存知でしょうか。直訳では「積極的な、強引な、断言的な」という意味を持ちます。
コミュニケーション技法では「相手を尊重しながら、自分の意見や要求、感情を率直に、誠実に、対等に」伝える自己表現を行うことを指します。
相手の意思だけではなく、自分の意思も尊重することが大切です。
性格ではなく、技術ですので、普段から訓練することで周囲との関係もより良くできるかもしれません。
ゲーム
1.ワードウルフ
ゲーム参加者はウルフ(1人)と市民チーム(ウルフ以外)に分かれます。ゲームマスターから各々に単語が伝えられるのですが、ウルフと市民は別の単語が与えられています(参加者は、自分がウルフなのか市民なのかはわかりません)。
与えられた単語に関する話題を順番に質問し合いながら、違うものについて話している誰か1人を見破っていきます。質問には嘘をついてはいけませんが、意味を広く取れそうな回答や、「答えられない」と回答するのはOKです。
最後に話合いで誰がウルフか推理します。正解なら市民チームの勝ちですが、ウルフが市民側の単語を当てられればウルフの逆転勝利です!
2.インサイダーゲーム
ホスト(1人)に対し、プレイヤー(ホスト以外の参加者)が「はい、いいえ、わからない(答えられない)」で回答できる質問を投げかけて、制限時間内にホストが持っている単語を当てるゲームです。
「インサイダー(1人)」はホストが持つ単語を知っています。プレイヤーの中に紛れ込み、全員にばれないようにホストに投げかける質問をうまく誘導して答えを導きます。
答えが出た時点で話し合いによって「インサイダー」が誰だったかを推理します。
インサイダーは、当てられるか、制限時間内に答えに誘導できなかったら負けとなります。
3.やってみた感想
市民が「かぼちゃ」ウルフが「栗」の単語を持っていたとき「自宅で食べるときの調理法」「野菜に分類されるか」「固いか」「揚げるか」等の質問からウルフを発見できましたが、ウルフから市民の単語を当てられてしまいました。
自分がウルフかもしれないと思うと絞るのが難しい質問回答になり、核心を突こうとすると自分が持っている単語を当てられてしまう可能性があると思うと、どのように質問すべきか、他の人はなんと回答したかにかなり頭を使うことがわかりました。
インサイダーゲームでは、不自然ではなく、答えに近づける質問を時間内に投げかけることが必要となります。インサイダーが制限時間内に正解を答えても良いのですが、疑われずに誘導するのは難しかったです。また、時間が近づくと焦ってしまって不必要に言葉を重ねてしまいました。
前半で学んだ「聴く力」「伝える力」の重要性を感じました。
最後は交流の時間を取ることができたのですが、ゲームにより緊張がほぐれたのか、リラックスした雰囲気でお話することができました。
参加者の感想(一部抜粋)
◎ゲームを交えての交流会だったので、とても楽しくまた、緊張せずに参加できました。 企画いただきまして、ありがとうございました。
◎顔見知りの栄養士には聞きにくい事、話しにくいことが話せて、スッキリしました。
また、アンケートでは、 「管理栄養士として再チャレンジしたなど同じ様な境遇・経験の方との語り合い」や、「聞きたい事が聞ける・言いたい事が言える場」を設けることで、様々な事情により諦めることなく管理栄養士として働く機会を発見できるような交流会をリクエストもいただきました!
今回の交流会は、人数こそ少なかったものの参加者同士の距離が縮まり、よりお互いの気持ちを話し合えたような気がします。
Dietitian Jobでは様々な交流会(Online Salon)を開催中です!
是非ご参加ください♪