こんにちは!東京人材事業部、管理栄養士の那須野です。
2月に農林水産省主催の「食育フォーラム2021」が開催され、令和3年度から施行される「第4次食育推進基本計画」の話や、3団体の食育に関する取り組みについて講演や事例発表がございました。
コロナ禍において急激に進んだオンライン化に関する内容やSDGsの観点に沿った内容でとても興味深いお話ばかりでした。
当日、オフラインやオンラインでご参加された方も多いのではないでしょうか。
その中で個人的に興味を持ったのが、旅行業で有名なエイチ・アイ・エスが取り組む「旅するやさい」というものでした。
旅するやさいとは
旅するやさいとは、オンラインとオフラインを組み合わせた農業体験ツアーを通じ、生産者と消費者を繋ぎ、一次産業と地域活性化への貢献を目指す取り組みで、私たちにとって身近な「食」とエイチ・アイ・エスならではのツーリズムの観点から提案する新しい食育です。
エイチ・アイ・エスでは昨年10月から、「旅するやさい」のツアーを開催しており、今後は一般的な収穫体験だけではなく、実際にサツマイモの定植をし、オンラインで成長を見守り、収穫までが体験できる、オンとオフのハイブリッド型食育を展開予定だそうです。
今回は3月20日(土)に開催されたオンラインツアーを特別に現地取材させていてだきましたので、その内容を少しご紹介いたします。
今回の撮影現場となる近藤ファームは東京都瑞穂町にある農園です。
近藤ファームでは積極的に若者の採用育成を行っており、安心安全な野菜を、主に東京都内の学校給食と一部近郊に卸しているそうです。
【新しい食育教材】~オンライン×オフライン・東京から新時代の食育を~
今回のオンラインツアーは、近藤ファームのある東京都瑞穂町の紹介から始まり、近藤ファームの規模や作っている農作物の紹介、働いている高校生のお話を伺ったり、ネギの種植え体験をしたり…
そして農林水産省の食育担当である鶴岡さんをお迎えしてのトークセッションと盛りだくさんの内容でした。
オンラインツアーに参加して、ネギは種植えから収穫までの期間が9ヶ月もかかること、農家さんは種を育てた作物からとるのではなく購入していること等、学びがたくさんありました。
私たち栄養士は、作物ができてからの調理や栄養素については学校でたくさん勉強しますが、その作物ができるまでのことはあまり知らないんだなぁと実感!!
食育を担う栄養士にとって、自らが農業体験をし、作物ができるまでやその大変さ知ることは重要だと感じました。
今後、Dietitianjobの栄養士交流会でもそういった農業体験を開催できればと思います。
皆様、その際にはぜひご参加くださいね♪
○Dietitianjob 栄養士交流会情報
https://www.dieti.biz/exchange-meeting/
○全国食育推進ネットワーク
https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/network/index.html
○H.I.S.旅するやさい
https://www.his-j.com/corp/tabisuruyasai/
○近藤ファーム