こんにちは!外部執筆スタッフの橋本です。
一雨ごとに暖かくなり、年度初めでお忙しい方も多いでしょうか?
季節は春、春野菜の優しい黄緑色が並ぶ時期になってきています。
この色を見ただけで私は優しい気分になるのと同時に苦手な冬が去って暖かい春が来るのが待ち遠しくわくわくします。
春野菜には冬の間に溜まった老廃物を排出してくれるデトックス効果があるものが多いです。
今回はそんな春野菜である新玉ねぎを使った「玉ねぎ糀」のご紹介です。
玉ねぎ糀は年中作るのですが、新玉ねぎは特に水分が多いのと辛みが少ないのが特徴です。
この時期ならではの玉ねぎ糀を作って楽しんでいます。
塩糀の水分を新玉ねぎにすることによって新玉ねぎの栄養と糀の栄養が両方摂れる優れものです。
玉ねぎの2大健康効果成分
硫化アリル
玉ねぎやニラ、にんにく、わさびなどに含まれる香り成分です。
特に玉ねぎは独特の香りや切った時の涙のもととなります。
・血液サラサラ効果(血液の凝固を遅らせ、血流改善、血栓をできにくくする
・善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロールを減らす
・血液中の中性脂肪を減らす
・ビタミンB1の吸収と活性化を促し新陳代謝を活発にする
・疲労回復を早めスタミナを増強させる
などの効果が期待できると言われています。
ケルセチン
ポリフェノールの一種でビタミンのような働きをするビタミン用物質として知られています。
高い抗酸化力があり、老化防止や免疫力向上、様々な生活習慣病の予防が期待できます。
いろいろな野菜に含まれていますが、玉ねぎがダントツの含有量となります。
体内に取り込まれると脂肪分解酵素を活性化したり、アレルギーを緩和したりする効果が期待できます。
改めて糀の栄養
ビタミンB群やアミノ酸、オリゴ糖などを含み、注目されるのは酵素! 発酵の過程で様々な酵素
ができ、その酵素の働きによって消化、吸収がスムーズになり、胃腸の働きを助けます。
【玉ねぎ糀の効果】
玉ねぎにはもちろん2大効果の成分だけでなくビタミン類やミネラルなどの栄養素も含みます。
糀を一緒にし、発酵させることによってダブルの栄養素を含み、健康効果が期待できる一品になります。
しかもコンソメの様な濃厚な味わいです。
≪材料≫
◎生糀・・・200g
◎新玉ねぎすりおろし・・・・200g
◎塩・・・・・55g
水・・・・100㏄
≪作り方≫
① ◎の材料を消毒したタッパーに入れてよく混ぜる。
② 上記に分量の水入れ、全体をよくかきまぜ、軽く蓋をする。
③ 一日1回全体をよく混ぜる。
④ 糀の粒をつまんですぐにつぶれるくらいの柔らかさになったら完成です。
⑤ 新玉ねぎのすりおろしは目が痛くて大変なのでフードプロセッサーを使うのがお勧めです。
⑥ 今の時期だと10日くらいでできあがります。
出来上がり後ミキサーにかけて粒をなくすと使いやすくなります。
作りたて ⇒ 発酵後(完成) ⇒ ミキサーにかけて
お肉を漬けたり、ドレッシングにしたり、煮込み料理に使えます。
参照:玉ねぎの栄養価と特徴的な栄養素を解説!栄養を逃がさない調理法も! | 食・料理 | オリーブオイルをひとまわし (olive-hitomawashi.com)
玉ねぎの栄養成分 糀の栄養成分 【日本食品標準成分表2020年版(八訂)】
玉ねぎ糀を使ったレシピを献立例と共にご紹介します。
【玉ねぎ糀ドレッシング】
≪材料≫
・玉ねぎ糀・・・大さじ2
・醤油・・・小さじ1
・砂糖・・・・大さじ1
・酢・・・大さじ1+1/2
・オリーブオイル・・・大さじ1
≪作り方≫
① 材料を全て消毒した瓶に入れて蓋をしてよく振る。
※作った直後よりも翌日が味が馴染んでより美味しくなります。
【献立例】
ご飯
塩糀トンカツ
ミニトマトの酒粕ダレ和え
スナップエンドウの玉ねぎ糀ドレッシングかけ
小松菜の白出汁煮