こんにちは、Dietitian Job(ダイエティシャンジョブ)運営会社(株式会社東洋システムサイエンス)大阪人材事業部 管理栄養士の榎原です。
今回は久々に、ファスティングについて書かせて頂こうと思います。
以前にブログでも、ファスティングとその体験談を書いていましたが、今回は 酵素ファスティングをやってみた件、です。
過去のブログ記事はこちら・・・
酵素ファスティング
酵素ファスティングとは、一般で売られている酵素ドリンクという商品を使ってファスティング(断食)をするものです。
酵素ドリンクの商品にはいろんなものがありますが、最も有名なのはコンブチャだと思います。
数年前に海外セレブや女優、モデルの方が愛飲されていて、ダイエットの手段としてや、健康・美容への効果に注目されて有名になりました。
これは改めて調べてみて知ったのですが、酵素ドリンクは、材料となる野菜や果物を、その食材に含まれている酵素と菌や酵母などにより発酵させて抽出した、発酵代謝産物を含んだ飲料などのことをいい、「酵素が入っている飲料」という意味ではないそうです。
食物に含まれる酵素を使って発酵させることにより、食材の栄養素が分解されて吸収しやすくなり、また発酵した食品からの抽出したエキスなので腸内環境が改善され、腸内細菌とその細菌が作る代謝産物である栄養素を摂取することができるものなのだそうです。
酵素飲料や植物エキス発酵食品などの名称があるようです。
体験談
酵素ファスティング、実は1年ほど前にやってみたことがありましたが、結果、ちょうど寒波が来たタイミングで実施してしまったため大風邪をひいて途中断念してしまいました。
ファスティング期間中は酵素ドリンクと水しか飲まないので、代謝が落ち、寒さと体の冷えに耐えてられず5日間計画の3日目で発熱でした。
食べるという動作や体内消化活動・DITによって代謝が上がって体温も上げるのだと改めて感じられました。
しかし、それ以降チャレンジせず、この度少し方法を変えて再チャレンジしてみました。
酵素ファスティング 実践① 1日ファスティングコース
1日だけ食事を酵素ドリンクにする方法を試してみました。
摂る内容は、1日3回の酵素ドリンク+ 水(1.5~2L) 、以上。
結果、マイナス2.0㎏(4.1%の体重減)、そして風邪はひかずに済みました。(笑)
体調としても悪くなく、むしろよくて、体に何か染み渡って内臓が軽くなったような感じがしました。
おなかもそんなに空きませんでした。
なお、実施前後は胃や腸の負担を軽減するため、準備食・回復食としてお米、野菜や豆腐を主に消化しやすい食事をとります。
酵素ファスティング 実践② 夕食置き換え3日コース
1食置き換えによるショートターンファスティングを3日間実施!
朝食もしくは夕食を置き換えると、12~18時間ほど絶食時間ができ、栄養素の吸収の良い酵素ドリンクで補助することで腸を休めてあげることができます。
3日間やってみた結果、マイナス1.0kg(2.0%の体重減)。
翌朝のだるさや眠さはなく、体が軽く感じました。
でも絶食後の開始食となる朝食は、なんだか、ちゃんとしたバランスの良い食事にしないといけないのかな・・と恐怖心がありました。
一般的には絶食時間が長くあることは避けた方がよいのですが、黒糖とオリゴ糖が入っているので多少血糖変動もあると思われ、体重が増えるということはありませんでした。
良いなと思ったのは、期間終了後に夕食を食べようとすると以前ほどの量を必要とせず、いわゆる「胃が小さくなった」と感じたことです。
減量としては3日間だけでなく、その後数日~数週間にわたって効果が得られそうです。
番外編 実践③ 栄養補助として約1ヶ月飲用
ファスティングとは違いますが、昨年のチャレンジ失敗後に残った酵素ドリンクは朝の食事に加えて飲み続けていました。
なんとなく疲れが出にくく体調がよかったことを覚えています。
その時は、これが酵素の力か!と思っていましたが、 実際には酵素ではなく、腸内環境改善によってもたらされたものだったようです。
今回、ちゃんと知れて良かったです。
地域によっては緊急事態宣言が出されるなど、今年も健康と向き合う時間が多くありそうな年になりそうです。
皆さんもご自身の体と健康に対して一度振り返ってみて、取り組めることがあればぜひチャレンジしてみましょう!