こんにちは!外部執筆スタッフの管理栄養士の東條尚子です。
上着が必要な日々が増え、すっかり秋らしくなってまいりました。
以前、地味な感じがする【乾物】にスポットライトをあて、栄養価が凝縮されている、使い勝手が良い等、たくさんのメリットがあることをご紹介しました。
今回は【乾物(かんぶつ)レシピ 第二弾】として、【もどさない乾物】についてお話させていただきます。
乾物の調理方法
乾物というと、まずは、『もどす』調理方法を想像しますよね。
しかし、 『もどさず』に美味しく調理できる乾物がたくさんあります。
もどさずに使える乾物
ほしひじき・昆布・わかめ・海苔・煮干し・鰹節・干しえび・ちりめんじゃこ・するめ・胡麻・
春雨・切り干し大根・高野豆腐・麩 等々
一般的に、煮物、汁物の場合には、『もどさず』に汁の中にINで、そのまま利用できる乾物が多くありますね。
もどさない乾物のすごさ!!
・栄養成分が流出しない:高い栄養価と、凝縮された旨味が逃げない
・味がしみやすくなる
・時短になる:ひと手間がなくなり、調理が簡単
・食感がよくなる:シャキシャキの食感が損なわれない
などなど、良いことがいっぱい♪♪♪
もどさない乾物を使ったメニューのレシピ
ちょっと意外な組み合わせ。でも、とっても美味しいメニューをご紹介します。
◎ひじきそば(2人分)
ほしひじき(芽ひじき)の歯ごたえが最高な和風の焼きそば☆
昼食にも、夕食にも、食べ応えのある一品です。
「たんぱく質」が多いそばと「カルシウム」たっぷりの芽ひじきとの組み合わせは、成長期のお子さんにも、高齢者の方々にもうれしいメニューです。
材料・分量:
そば(乾麺) 160g
ほしひじき(芽ひじき)10g
めんつゆ(濃縮2倍)10g(大さじ1弱)
ごま油6g (大さじ1/2)
わさび小さじ1/2
小葱1/2束
水50g(大さじ2)
調理方法:
芽ひじきは水でよく洗って水気を切る。
そばは指示通りに茹で、ざるに上げ、流水でよく洗い、水気を切る。
フライパンにごま油を入れ、芽ひじきと水(大さじ4)を入れて、芽ひじきがふっくらしてきたら②のそばを入れて炒め、めんつゆで調味する。
小葱を小口切りにして、加えて混ぜ、火を止めて、わさびを添えて完成。
◎切り干し大根サラダ(2人分)
切り干し大根の風味いっぱいのイタリアンサラダ☆
シャキシャキの食感も楽しめます。
切り干し大根には、「鉄」や「カルシウム」「食物繊維」が豊富に含まれています。
材料・分量:
オリーブ油10g(大さじ1弱)
トマト1個
青しそ6枚
しょうゆ10g(大さじ1/2強)
レモン汁10g(大さじ1/2強)
調理方法:
切り干し大根をさっと洗い、キッチンバサミで約1㎝に切り、ボウルに入れる。
トマトはざく切りにして、青しそは細切りにして、混ぜる。
オリーブ油、レモン汁、しょうゆを加えて混ぜておく。
食べる直前に、タレをかけて完成。
◎干しえび(桜えび)のおやき(2人分)
干しえび(桜えび)を粗みじんにして加えることにより、香ばしさがアップ★
磯の香の桜えびとふわふわの山芋のベストマッチが楽しめる一品です。
たれをかけずに、桜えびの塩味と小葱の風味を楽しんで召し上がってください。
桜えびは、「カルシウム」含有量の優等生。
材料・分量:
干しえび(桜えび)10g
山芋150g
卵1個
小葱1本
サラダ油10g
食塩少々
調理方法:
山芋は皮をむき、ボウルにすりおろす。
卵、食塩を加えて、よく混ぜる。
小葱は小口切り、桜えびは粗みじん切りにして加える。
フライパンにサラダ油をひき熱して、生地を直径5cmの大きさに薄く広げて中火で1分焼き、裏返して2分焼き、完成。
まとめ
栄養たっぷり、お手頃価格、長期保存可能…と、 いいことづくしの【乾物】。
【乾物】というと、和風なイメージがしますが、洋風・和風・中華風の様々な料理に取り入れることができます。
定番のおかずのイメージにとらわれずに一工夫して、色々な楽しみ方ができるおかずに大変身させちゃいましょう!!
ぜひ、色々なメニューに挑戦してくださいね。