こんにちは!DietitianJob(ダイエティシャンジョブ)運営会社(株式会社東洋システムサイエンス)福岡人材事業部の深松です。
新型コロナウイルス感染症の影響で、県をまたぐ移動なども制限されておりましたが「新しい生活様式」を取り入れることでようやく県外への移動制限も解除となりましたね。
制限が解除されたからとはいえ、なかなか安心はできませんが、ウィズコロナ(with-corona)を乗り越え、元気にアフターコロナ(after-corona)を迎えられることを願って、蒸し暑い中のマスク 頑張りましょう!
さて、そんな新型コロナ感染症でパンデミックや緊急事態制限発令など思いもよらなかった3月末、長崎にある保育園で園長先生、栄養士さんと一緒に、給食を頂く機会がありました。
その園では『乳類、卵類は提供しない』を実行されておりました。
きっかけは、牛乳でアナフィラキシーショックを起こす園児さんが入園されたことが始まりだったと園長先生。
入園に備えアナフィラキシーショック対応に様々な対策をとられたり、先生方へのエピペンの講習会などもされていたそうです。
しかし、乳類を給食で提供する以上、アナフィラキシーショックの危険とはいつも隣り合わせ、ならばいっそのこと乳類の提供を禁止してしまえば!
となったそうです。
その当時、卵アレルギーの園児さんもいらしたので、卵も併せて提供禁止に。(現在、ちらし寿司など飾り程度では提供されているとの事)
それ以来、乳類アレルギーの園児が卒園後も、乳類、卵類の提供を行わない対応を続けられているとの事でした。
1品でもアレルギー食材を少なくすることで、調理室からは調理がしやすくなったとの声もあるそうです。
試食させて頂いた園のメニュー
(写真は、大人用の分量です)
- 三分づき米ご飯 カルシウム:3mg
- 豚肉の梅みそ炒め(豚肉、ごぼう、ニンジン、きゃべつ、園特製 梅みそ)カルシウム:38mg
- じゃが芋の胡麻和え(じゃが芋、いんげん、白ごま)カルシウム:30mg
- 高野豆腐のもそしる(高野豆腐、わかめ、いりこ、昆布)カルシウム:31mg
- 佃煮(味噌汁のだし用 いりこ、昆布)カルシウム:44mg
献立からざっと計算すると 三歳以上の園児 1食当たり 146mgのカルシウム量でした。
おやつは、にんじんのお焼とするめです。カルシウム:8mg
カルシウムを補う為にしている事
牛乳の提供を辞めたことで、カルシウム補うポイントを栄養士さんに伺ったところ
乾物(切り干し大根とか干しシイタケ、ひじきなど)をよく使われているとの事でした。
当然のことながらカルシウムの多いお野菜も。
また、味噌汁のだしを取った いりこ、昆布、鰹節は、カルシウム補給の強い味方、佃煮にして提供されていらっしゃいました。
園長先生曰く、やはりご飯には牛乳ではなく、お味噌汁 ということで、和食中心の給食になったと仰ってました。
試食させていただいて
別の日は、三分づき米ご飯、ビーンズサラダ、肉じゃが、干し椎茸の味噌汁、佃煮 を戴きました。(^^♪
(写真は、大人用の分量です。献立の詳細な分量がわからない為、カルシウム量の計算が今回は出来ませんでした、すみません)
牛乳100mlでカルシウム110mgが簡単に取れる食品を敢えてやめた保育園
園長先生の決断力、保護者の理解と、最後は献立作成を担う栄養士さんの知識! これが揃ってこそ成り立っているのですね。
その他の日の副菜だけ取り上げても
ブロッコリーの胡麻和え、ひじきサラダ、青菜の煮びたし、小魚の酢の物、ニンジンきんぴら、レンコンきんぴら、キャベツ梅和え、干し大根の煮物、酢ゴボウ、五目煮豆、根菜の胡麻和えなどなど
主菜、副菜でもしっかりカルシウムが取れるよう、おいしいそうな和食メニューが並んでおりました。
更には園こだわりの三分づき米や、煮干し、昆布、干しシイタケ、するめなどを給食に出すことで、しっかり噛んで食べるという習慣が身につく給食でした。
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