こんにちは。東京人材事業部の長安です。
皆さんは、この春からどんなスタートを切っていますでしょうか。
今年は新型コロナウイルスの影響で予定通り、とはいかない方も多いかもしれませんが、新しい環境に慣れてきたところ、という方もいらっしゃるかと思います。
組織や人間関係の変化に適応していくことや、チームを創っていく立場の方も、問われるのは他者理解によるコミュニケーション能力と言われますよね。
・・・ですが、その前に!
いの一番に大切なのは、「自分を知ること(自己理解)」。
これが原点です。
皆さんは自分自身のことをどのぐらい知っていますか?
年の数だけ付き合っているけど、こんな私もいたのね!と新たな自分を発見することもあるのではないでしょうか。
私が知っている私と知らない私?
「ジョハリの窓」は自己分析に使用する心理学モデルの一つです。
心理学者のジョセフ・ルフト氏とハリントン・インガム氏の両名によって1955年に発表されました。
ジョセフとハリトン、二人のファーストネームをとって「ジョハリの窓」と呼ばれるようになりました。
「自分自身が見た私」と、「他人から見た私」の情報を分析し、下図の4つに区分します。
他人とのコミュニケーションにおいて自分自身をどれだけ表現しているか、という視点で現在の自分の姿を理解することができ、企業研修でのグループワークでもよく用いられます。
左側の「私が知っている私」は、他人にオープンにしている私と、秘密にしている私がいます。
一方で右側は、「私が知らない私」です。
「盲点の窓」は他人からのフィードバックなどから気づくことができます。
「未知の窓」は自分も他人も気づいていない未開の私・・・なんだか、大きな可能性を感じませんか。
対人関係における気づきのグラフモデル、「ジョハリの窓」。
「開放の窓(自分も他人も知っている自己)」の領域を広げていくことが、人間関係やコミュニケーションを促進させるとされています。
ソーシャルスタイル理論
ソーシャルスタイルとは、1968年にアメリカの産業心理学者であるデビッド・メリル氏が提唱したコミュニケーションの理論です。
「自己主張」と「感情表出」の強弱を縦横2軸に、「ドライビング」「エクスプレッシブ」「エミアブル」「アナリティカル」4つのタイプに分類されます。
コーチングを学んだ方は、「コントローラー」「プロモーター」「サポーター」「アナライザー」の呼称に馴染みがあるかもしれません。
また私が知る中では、「指導型」「説得型」「カウンセリング型」「分析型」、または、「ボスキャラクター」「タレントキャラクター」「フォロワーキャラクター」「セオリストキャラクター」など、オリジナルな名称付けしている企業(研修会社)もありました。
内容はほぼ同義と考えてOKです。
出典元『リクナビNEXTジャーナル』あなたは何タイプ?コミュニケーション上手になるための4タイプ診断法
人は様々な要素を持っているので単純に4つに分けることはできませんが、全体を通した大まかな方向性として、いずれかのスタイルに分類されるといわれています。
【それぞれのタイプの特徴】
■ドライビング(前進型・行動派)
・冷静で人からの指示を嫌う
・物事の道理を捉え、選択決定が早い
・自分の道は自分で決める
・戦略立案や勝負事への興味が強い など
■エクスプレッシブ(直感型・感覚派)
・自分の話をすることを好む
・理屈にこだわらない迅速な意思決定ができる
・他人の意見や考えを気にする
・周囲を巻き込んだ行動が得意 など
■エミアブル(温和型・協調派)
・聞き上手で親しみやすい
・選択や決断には入念な下調べと時間をかける
・周りの意見を大事にする
・リスクを取ることは避ける など
■アナリティカル(分析型・思考派)
・冷静で自立心が強い
・情報やデータを重視し、客観的な事実にもとづいて選択する
・時間管理がきっちりしている
・リスクを取ることは避ける など
各スタイルの特徴からみて、皆さんはご自身でどのタイプだと思われますか?
ソーシャルスタイルで自分や相手のことを知り、相手のスタイルに合った関わり方を工夫することで人間関係を円滑にすることができます。
注意点としてお伝えしておきたいのは、
- ソーシャルスタイルに、良い・悪いはありません
- この結果が100%その人ではありません
ということです。
判断基準の一つとして捉えていくのがいいかなと思います。
また、人は「コアな部分は変わらない」といわれていますが、経験や環境によって多少は変化することがあるようです。
私の場合、初めてソーシャルスタイルを自己診断した15年前は「エミアブル」、2度目(8年前)の診断では「エクスプレッシブ」、3度目(1年前)はまた「エミアブル」に戻り、最近はドライバーになっていました(笑)
振り返ると、その時々の仕事内容や付き合っていた仲間、熱量を持って取り組んでいたことやマインドセットに影響されているのかなと思います。
簡易テストを行うと自分がどのタイプのどの位置にいるのかが、ピンポイントでわかります。
補足ですが、縦横軸がクロスする近辺にいるのは、中心傾向のバランス型。
その立場に応じて対応変化していくタイプとも言われています。
ソーシャルスタイルを簡単にご紹介しましたが、
タイプ分けが重要なのではなく、「自分を知るということ」が肝心です。
繰り返しですが、ソーシャルスタイルは自己理解のための一つのツールとお考えくださいね。
東洋システムサイエンスの自己診断ツール
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適性検査を活用しながら、是非「自己理解」を深めていただければと思います。