こんにちは!執筆スタッフの橋本です。
2月に入り、寒さも本格化、暖冬と言われていた今年の冬。
年末まではスキー場がどこも雪がなくて大変、と聞きましたがようやく新聞のスキー情報にも少しですが〇がつき始めましたね。
私は昔からショートスキー派、今年も家族でどこかに滑りに行けたらな、と思っています。
さて、寒くなると温かいものが欲しくなりますよね♪
糀エヴァンジェリストでお仕事していますが実は甘酒が苦手です(笑)
でもこの時期ばかりはあったかい甘酒が美味しく思います。
そしてかす汁。
私が住んでいる神戸市ではこのかす汁が小学校の給食にも出ます。
これは20年くらい前からずっとの様で灘五郷の地域ならではだな、と感じています。
その甘酒やかす汁に使われている酒粕
以前、かすと呼ぶにはもったいないくらい栄養がいっぱいという話をお伝えしましたが
この酒粕、市販で売られているものは原材料表記に二種類あります。
ご存じでしたか?
米、米糀だけのものとこれに醸造アルコールの表記がプラスしてあるもの。
酒粕はお酒(日本酒)を作る時にできる副産物
なのでお酒の種類だけ酒粕の種類がある
と言っても過言ではありません。
この表記の違いはその酒粕もとのお酒、の違いによるものなのです。
米・米糀のみの表記がある酒粕は純米酒を作る際にできた酒粕
一方これに醸造アルコールの表記が加わったものは大吟醸、吟醸、本醸造酒を造る際にできた酒粕
ということになります。
(下記:宝酒造株式会社HPより)
市販されている酒粕は醸造アルコールが入っているものが多いです。
醸造アルコールが入っているとなんだか健康に悪い化学薬品や食品添加物をイメージしてしまい
体に良くない気がしますが、
醸造アルコールは「日本酒の質を高めるために加える蒸留酒」
ともいわれるくらいなくてはならないものになっています。
入っている量も日本酒を作る際の白米の10%以下
と、決まっているのでそんなに大量に入っているわけではありません。
サトウキビや芋が原料でこれを連続蒸留すれば純度の高いアルコールになります。
無色無臭、無味の醸造アルコールですが、日本酒に加えるかどうかでそのできた日本酒の味や香りには大きな違いが出てきます。
これは酒粕になったときも同じです。
醸造アルコールを使っていないものは日本酒もお米本来の味わいが強く出
アルコールを使用しているものは香が強く、すっきりとした味わい。
日本酒を作る際に使われる糀は日本酒は一般的に黄麹でコウジ菌はそれぞれのメーカーさん独自で開発、使用されていますが、アルコール添加による違いがこのようにあります。
酒粕はまた、見た目も板粕、ばら粕、ねり粕、踏込粕、などの違いがあります。
味で、形状で、日本酒を飲み分けるように酒粕を食べ比べてみるのも面白いですよ!
お気に入りを見つけて日々少しずつ摂って美肌になりましょうね!
さて、もうすぐバレンタインですね。
ということで今回は、『簡単酒粕トリュフ』をご紹介します。
バレンタインに是非 お試し下さい♪
簡単☆ 酒粕トリュフ
材料
☆彡 酒粕・・・70g
☆彡 牛乳・・・30㏄
☆彡 チョコレート・・・100g
☆彡 砂糖・・・小さじ1~お好みで
☆彡 塩・・・ひとつまみ
☆彡 ココアパウダー・・・適量
作り方
- 酒粕と牛乳を耐熱容器入れて電子レンジで加熱(600wで1分)し、泡だて器でよく混ぜる
- ①に砂糖と塩を加えてさらに混ぜる
- ①と別のボウルにチョコレートを細かく刻んで入れて湯銭で溶かし、その中に②を加え、ゴムベラで全体をよく混ぜる
- 冷蔵庫で1時間ひやして固め(途中、かき混ぜると早く固まります)、スプーンですくって手で丸め、ココアパウダーをつけてできあがり。
生クリームを使わなくても酒粕で生チョコの様な食感に♪
★以前の糀コラムはこちら
糀コラム ~その12~
糀コラム ~その11~
糀コラム ~その10~
糀コラム ~その9~
糀コラム ~その8~
糀コラム ~その7~
糀コラム ~その6~
糀コラム ~その5~
糀コラム ~その4~
糀コラム ~その3~
糀コラム ~その2~
糀コラム ~その1~