実務経験を経て管理栄養士になるときにしておくべきこと

外部執筆スタッフの管理栄養士 吉澤裕加です。

今日は私が短大で栄養士を取得後、

実務経験経て管理栄養士になってしておくべきだと思うことをお話したいと思います。

栄養士として働く方、

これから管理栄養士を目指す皆さんの参考になれば嬉しいです!

『私の栄養士としての経歴』

  • 短大を卒業 20~22歳 保育園に栄養士として勤務

業務内容は主に調理を担当
一緒に働いていたのは栄養士3人

  • 23~29歳 エステ業界に栄養士として勤務

業務内容は食事(栄養)指導や集客を担当
一緒に働いていたのは栄養士4人と他スタッフ

  • 29歳~31歳 産婦人科の病院に管理栄養士として勤務

業務内容は給食管理や病棟、外来での栄養指導
一緒に働いていたのは栄養士1人と他調理師
管理栄養士は私1人

短大を卒業してから3年間の栄養士の実務経験を3年取得し、

管理栄養士の国家試験を受験して28歳の時に合格しました。

そしてせっかく取った資格。

さらにスキルアップをしたいと思い、転職を決意。

晴れて29歳の時に管理栄養士として病院で勤務することが決まり転職しました。

しかし・・・そこですぐに困難が訪れます。

管理栄養士として現場で知識が臨機応変に使えない。

恥ずかしながら栄養士として8年間働いてきました。

が、臨床栄養を絡めた病院勤務は初めて。

そしてこれまで社会にでてから管理栄養士の人と話をすることがほとんどありませんでした。

(身近に管理栄養士の人がいなかったというのもあります。)

前任の管理栄養士さんからの引継ぎの時間は限られており、

全てを知るにはとても短かく全てのスキルを身につけるのは困難でした。

(実質1週間程度)

もちろん試験に合格したので知識はアップデートされています。

しかし、現場にでてその知識を使うとなると話は別です。

管理栄養士として働いて初めて気がつく

『困ったときにすぐに相談できる管理栄養士さんが近くにいない!!!!!!!』

仕事をしていくうちに聞きたいことはたくさん出てきます。

  • 栄養指導をする際の指導の適切な判断について
  • 妊産婦のアレルギー対応の詳細について
  • 病棟・外来との連携の取り方について…等々

ちょっとした分からないことに感じるかもしれませんが、

管理栄養士は食事を提供する者としての責任者あり、

その判断を誤ると大きな問題になり兼ねません。

これまでの経験と知識で「これでよい」という判断をしたい・・が、

確信が持てないことも多々あり

同じ立場の管理栄養士さんならどう判断するか聞きたい。

という場面がたくさんありました。

受験に合格するまでは目の前のことに必死で気がつかなかったけど、

これまで私は実際に現場で働く管理栄養士さんとの繋がりを作ってきていませんでした。

栄養士として病院勤務をした経験があればそこで繋がりを作れていたかもしれません。

とても反省しました!

もっと管理栄養士さんとの人脈を作ってくればよかった!

『実務経験を経て管理栄養士になるときにしておくべきこと』

それは

「情報交換が出来る管理栄養士さんのネットワークを作っておくこと」

とは言っても今働いている環境には管理栄養士さんはいないから難しいという場合もあるかもしれません。

私はそれ以降、病院に案内がくる管理栄養士向けの勉強会に参加したり、

ネットを使って探した管理栄養士向けの講座やセミナーに足を運ぶことで、

身の回りに同じ立場の職業の方と関わる機会を増やすことをしてきました。

そこでは交流する場が得られて、

同じ立場の人の考えを聞くことが出来たり、

時には病院同士の管理栄養士さんと面識を持ち、

人脈を広げることができました。

勉強会や講座の情報を得られるので栄養士会に入ることも一つの方法ですね。

栄養士の頃から取り組んでおけば、これから実務経験を経てあなたが管理栄養士になるときに必ず役に立ちます。

是非、知識のアップデートも兼ねて、管理栄養士さんとの繋がりを作っておくことを意識して日々過ごしてほしいと思います。

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