こんにちは!執筆スタッフの橋本です。
9月も半ばを過ぎ、ようやく朝晩は秋の気配が感じられる日々になってきていますね。
例年よりはマシ?
と言われた今年の夏、でもやっぱり夏休み期間は猛暑続きでしたね。
そんな暑い日になぜか無性に食べたくなるのがカレー!
カレーライスはまさに現在日本人の国民食と言っても過言でないくらい各家庭にいろいろな特徴がありますよね!
我が家ではカレーライスは主人が作る休日に食べるもの、なので私は一切作ったことがありません(笑)
カレールーも各メーカーから沢山の種類が出ていますよね。
それを2つ、3つ混ぜてみたり、調味料を足してみたり、毎回違う味を作って楽しんでいるみたいです。
そんなカレーには沢山のスパイスが使われており、「食べる漢方」とも呼ばれているくらいです。
胃腸の調子を整えてくれたり、新陳代謝を促してくれる、あの香りには食欲増進効果もあります。
お店の前を通ったり、よそのお宅の前を通ってカレーの香りがするとその日の昼食や夕食に、カレーが食べたい、なんて思ってしまうのは私だけではないはず!
夏バテには嬉しい効果がいっぱいのカレーが食べたくなるのは体が欲しているからなのでしょうか?
インドやネパールの様な一年中暑い国が発祥なのもうなずけます。
しかし、現在の日本の国民食のカレーはとろみがあり、野菜やお肉がごろごろしたものに、これはイギリス由来と言われています。
インドから伝わったカレーがイギリス海軍で採用されたときに船の揺れに対応するためにとろみがつけられたという説も。
日本で市販されているルーもですが、このとろみ、は小麦粉由来でほかにもルーには沢山の脂が使われています。
脂質の摂りすぎは暑い時に、冷たいものをよく摂りがちな腸に負担がかかりがち。
でもカレーは是非食べてほしい!
という思いから私は今の夏、グルテンフリーの動物性油脂を使わないカレーを開発し、教室でレッスンを行ってきました。
もちろんカレーなのでカレー粉は使いますが、ルーは使いません。
カレー粉はスパイスだけなので味付けは糀調味料。
塩糀、醤油糀、甘糀、すべて使った糀カレー。
今回の私のこのカレー開発にあたってのテーマはズバリ
「子育て中の家庭にある食材で、子供が食べやすい、かつママが作りやすいカレー」
です。
ルーを使うのが良くない、と気づいてきているママが私の周りには増えてきています。
でも子供が食べやすくて(インドやネパール料理のカレー屋さんはちょっとハードルが高いし、辛いので子供が食べにくい)しかも簡単に作れたら!
そんなママの想いに応えたかった今回のカレー開発。
カレー粉は辛いので子供に食べてもらうには、まず甘糀は必須です。
そして塩糀は塩に糀を混ぜたものなので、塩味がメインですが、そこに発酵によって生まれた旨味や甘味などが加わってきます。
味覚でいうと塩味は甘味を引き立てる効果もあるので、少量ですが塩糀も入っています。
醤油糀は醤油、が入っているので、塩糀に比べてうまみ成分が10倍近く含まれています。
なのでこのカレー粉と甘糀、塩糀のカレーに入れることによって味がしっかりしているのでパンチのある味わいをもたらしてくれる、しかも旨味倍増!ということで醤油糀も入れました。
この3つの糀調味料とカレー粉に味に締まりを与える渋みと子供にとってほしいミネラルが豊富な「ココア」を入れて、水分を足し、野菜は玉ねぎ、たんぱく質は豆で摂るダールカレーの完成です。
スパイスは海外のイメージですが、それに日本で昔から使われている糀の調味料を加えることでとっても食べやすく、馴染みのあるカレーになります。
市販のルーに入っている小麦粉は一切入っていませんが、糀調味料には全てお米が入っているので煮込んでいくととろみがついてきます。
意外に多い?肉類が食べられないお子さんでも大丈夫!
今回はいろいろな種類の豆を摂ってほしくて蒸しサラダ豆を使用。「水煮」でなくて「蒸し」を使うことで水溶性栄養成分もしっかり摂れます。
糀調味料を全て使うことで夏バテ予防のビタミンB1を始め、沢山の栄養素を摂っていただけます。そしてうまみも加わった相乗効果!
カレー粉の量は書くご家庭で調整してもらえればと思います。
辛いのが好きな子もいますもんね!
そしてルーに小麦粉を使わなかったので今回は糀を入れた「ナン」も作ってカレーと一緒に食べて頂きました。
こちらは塩糀と甘糀のみ。
子供たちに大人気のカレーとなりました。
食事のメインとなるカレーをしっかり作るのは大変かもしれませんが、いつものお肉やお魚を塩糀、醤油糀に漬けたものにちょっとカレー粉を入れていただくだけで食欲が湧きます。
これから涼しくなってくると夏や残暑の厳しさの疲れがでる秋バテ、がやってくる方もいらっしゃいます。
そんなとき、お試しください
この糀カレーですが、今回はB-LIFEで開催しているレッスン用に開発したものであるの為、こちらでレシピを紹介することが残念ながらできません。
申し訳ありません。
もし気になる方いらっしゃいましたら、個人ブログに開催の様子を載せています(blifesaori.wordpress.com)
こちらを、参考までにご覧いただけたらと思います。
以前のコラムは、こちら
糀コラム ~その10~
糀コラム ~その9~
糀コラム ~その8~
糀コラム ~その7~
糀コラム ~その6~
糀コラム ~その5~
糀コラム ~その4~
糀コラム ~その3~
糀コラム ~その2~
糀コラム ~その1~