こんにちは!東京人材事業部の那須野です。
毎日、暑い日が続いておりますが皆さま元気にお過ごしでしょうか。
この時期、仕事終わりの楽しみといえば、「ビール!!」という方も多いのではないでしょうか。
もちろん、私もそのひとり。
大好きなビールを自分で作ってみたい!!
と思ったのですが、酒税法によるとアルコール度数1%以上のお酒を作る場合には、製造免許が必要…
さらに言うと、ビールに関しては免許取得後1年間に60キロリットル以上の製造見込みがなければいけないそう…。自宅でのビール作りは泣く泣く諦め、ここはひとつ、プロのお力を借りることにしました。
そこで訪れたキリンビール横浜工場!!
抽選倍率3倍のなか、見事獲得したビール作り体験(今年の運気は使い果たしちゃったかも!?)に参加してまいりました。
※現在は抽選ではなく、先着順だそうです。
体験の初めには座学がありました。
お話上手でおもしろい指導員さんが、昭和感あふれるノリで、体験の注意事項、酒税法の話やビールつくりの簡単な工程を教えてくださいました。
グループごとに、今回作るビールの種類を決めたら、さあ、ビール作りの始まりです!!
私たちのグループは今回、横浜開港150周年記念ビールのレシピで明治時代を彷彿させる
「ボヘミアンピルスナー(通称:横浜ビアザケ)」
を選びました。
ビール作りの工程
糖化~
鍋で麦芽を煮て、酵素の力でデンプンを糖分に変ることにより、麦汁を作ります。
この時の温度と時間調節が重要で、ビールの味の7割が決まるそう。
煮初めの麦汁は糖度が3.2度だったのが、鍋を分け、温度帯を変え、煮込むこと1時間余り、最終的には糖度20.7度になりました。
濾過~
もみ殻を使って麦汁をろ過します。
この時にもろみから最初に流れ出る一番搾り麦汁だけを使ったビールが、あの有名な「キリン一番搾り」です。
通常の1.5倍の麦芽を使う贅沢なビールなのです。
煮沸~
煮沸で酵素の活性を止め、殺菌すると同時に臭みを飛ばします。
ここで、ビールの苦みや風味の決め手となるホップを「おいしくな~れ!!」と願いを込めてホップ投入!!
ワールプール・冷却~
不溶物を取り除いて冷却し、酵母を添加します。
麦汁の糖度を調整した後、鍋の中で渦巻をおこし、不溶物(ポップのカスやたんぱく質)を中心に沈殿させ、澄んだ麦汁だけを冷却させてタンクに移します。
こんなにもきれいに不溶物が残りました。
私たちの体験(仕込み)作業はここまで!!
あとは工場の皆様に託し、6週間後に送られてくるのを待つばかり♪
発酵・熟成~
アルコール発酵させ、麦汁をビールへと変えます。
酵母が麦汁の糖分を餌にアルコールと炭酸ガスを生成し、ビールが出来上がります。
濾過、パッケージングを行い、出荷されます。
今回私たち含め、4グループが参加したビール作り体験教室。
各グループの麦汁を飲み比べましたが…ここだけの話、うちの麦汁が一番おいしかったです!!(笑)
そして約6週間後!!待ちに待った我が子(ビール)が無事届きました。
可愛い可愛い我が子…もったいない気持ちもしますが市販の製品よりも簡易的なろ過処理しか施されていないため、賞味期限が2週間。
新鮮でおいしいうちに早速いただきました。
最終工程の時点では甘かった麦汁が酵母の力で、程よい苦みと爽快なのど越しに!!
美味しく堪能しつつ、ビール作り体験の思い出話に花を咲かせました。
仕事終わりに飲む、自分で作ったビール!!
やっぱり最高!!